クリエイターユニットHoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・可憐なアイボリーが、6月22日(土)にZepp Shinjuku (TOKYO)にて『可憐なアイボリー 2nd Live Tour ~遠キョリ。だって本気~』東京公演(ツアーファイナル)を開催いたしました。
4月13日(土)の愛知公演に始まり、6都市12公演を開催してきたこのツアー。メンバーは自ら街頭でビラ配りやチケットの手売りも行い、見事ソールドアウトで迎えたツアーファイナル公演は、日本クラウンからの今冬メジャーデビューと新メンバーの募集も発表し、メンバーとファンにとって忘れられないライブに。その熱狂にあふれる様子をレポートいたします。
ファイナル公演はツアータイトルにもなった4月配信の「遠キョリ。だって本気」で幕が上がり、さわやかなグリーンの濃淡に彩られた衣装で8人のパフォーマンスで、Zepp Shinjukuのホールはハッピーオーラに包まれた。
続いて、波左間美晴があざとく「みはるんビーム」を飛ばして2曲目「同担☆拒否」が始まり、客席へキュートなオーラを振りまいた。
2か月にわたって可憐なアイボリーと一緒にツアーを駆けてきたファンも、はじめからテンションは最高潮。「私、アイドル宣言」でメンバーの客席下りに応えて大きなコールも巻き起こり、「誇り高きアイドル」でもコールの声量は衰えない。
そしてエッジの効いた「拝啓ライバル」では寺本理絵と永尾梨央が落ちサビをアカペラパワフルに歌い上げるというサプライズ演出もあり、客席はいっそう沸いた。
休むことなくユニット曲のパートに突入し、永尾と小田桐ななさの“Escape i DOL”はクールに決めた「SSS」、波左間・高澤百合愛・柴咲あかりの“ふわふわキャンディ”はキュートな「メルヘンライフ」、寺本・土屋玲実・福田ひなたの“白いスニーカー”によるアッパーな「ネバギブ!」と、メンバーの個性にあった3曲が披露され、特に「ネバギブ!」ではギターの重低音にのせての「やれんのか!」の煽りがフロアを揺さぶった。
ここでツアーを振り返ったVTRの上映を挟み、ファンシーな私服風衣装に着替えた8人は、公演の2日前にダンスパフォーマンスビデオがYouTubeで公開されたばかりの「人生は最高の暇つぶし」をライブ初披露。撮影OKタイムにもなり、ファンとの掛け合いを楽しんだ。
続く等身大の恋愛ソング「花火より恋」からはアンセム的なヒット曲の連発タイムに突入。TikTokでキュートな振付とともにブレイクした正統派アイドルソング「推し変なんて許さない!」、コール&レスポンスで盛り上がる「#超絶かわいい」がパフォーマンスされる。すでにライブも半ばを過ぎたが、客席からのおなじみの「超絶かわいい カ・レ・ア・イ!」のコールの声量も衰えない。
MCではメンバーから「開演前にやっていたこと」のクイズが出され、なんとその場で板前に握ってもらった寿司をいただいていたことが判明。「回っていないお寿司なんて初めて」(永尾)と、開演前から楽屋で盛り上がっていた様子が明かされたり、客席のみならず楽屋に向けても「スタッフさん盛り上がってますか!?」と煽るなど、場内を思いのままに笑わせていた。
さらに制服風衣装で「大嫌いなはずだった。」「金曜日のおはよう」が披露され、HoneyWorksが得意とするみずみずしいメロディーにのせて、甘美な青春の記憶がよみがえりそうなパフォーマンスを見せた。
「僕らはきっとすごくない」での一体感あるフォーメーションダンスで魅了すると、初披露の「センパイ。」、そしてメンバーのボーカルにしっとりと聴き入っていられる「アイドルでよかった。」、ポップチューンの「君は必ず好きになる」で本編を終える。
アンコールに応えてデビュー曲「いつだって戦ってる」を披露した可憐なアイボリーだが、ここでMCに入ったところで今冬のメジャーデビューがサプライズ発表、そして新メンバーオーディションの開催も発表された。
歓喜するメンバーに、ファンからも「おめでとう!」の歓声が自然と沸きあがり、喜びを分かち合う瞬間に。結成から約2年半、フェスに対バンライブ、2度の全国ツアーで切磋琢磨してきた8人に、史上最大のプレゼントがやってきた。
リーダーの永尾は「HoneyWorksさんとスタッフさんが選んでくださったメンバーが大好きで。これから出会うメンバーもきっと素敵な子で、大好きになれる確信があります」とオーディションへ期待を込め、「いつかメジャーデビューできたらいいなと思っていましたが、遠い夢すぎて口に出すのもおこがましいような夢でした。それが叶うことがとても嬉しいです。新メンバーが入るのは大きな変化ですが、ここにいる皆さん1人1人が全員、ずっと私たちのそばにいてくださるなら、 未来は明るいものだと信じています」と意気込む。
そして「これからもずっと私たちのこと好きでいてくれますか?」と煽り、ライブ前にいつも行っている円陣をステージ上で組んで、アンコールそしてこれからの活動に向けて気勢を上げ、ファンとの結束を確かめ合った。
興奮のままに「ファンサ」「チームメイト」の2曲になだれ込んでライブを終えると、最後の挨拶では寺本が「他にもたくさん魅力的なアイドルさんもいるけど、お前ら!浮気すんなよ~!」とあざとく、ツアーのリード曲「遠キョリ。だって本気」の印象的なセリフでもある一言でライブを締めくくった。
2021年10月の結成以来、ライブにTikTokと、リアル・バーチャルを問わず爪痕を残してきた可憐なアイボリー。
これから新体制に入る彼女たちのライブにかける思いがたっぷり凝縮された2時間だった。ファンと共にいれば、新メンバー加入もメジャーデビューもチャンスにして、アイドルの常識を突き破る存在になっていける、そんな気概を持って新体制へと突き進んでいく。
新メンバーオーディションは7月18日(木)まで、特設サイトにて受け付けている。
特設サイト:https://kareai-audition.com/
(Photo by 志波慎寿介/Text by 大宮高史)
セットリスト
Overture
M1 遠キョリ。だって本気
M2 同担☆拒否
M3 私、アイドル宣言
M4 誇り高きアイドル
M5 拝啓ライバル
M6 SSS(Escape i DOL/小田桐ななさ・永尾梨央)
M7 メルヘンライフ(ふわふわキャンディ/柴咲あかり・⾼澤百合愛・波左間美晴)
M8 ネバギブ!(白いスニーカー/⼟屋玲実・寺本理絵・福⽥ひなた)
M9 人生は最高の暇つぶし
M10 花火より恋
M11 推し変なんて許さない!
M12 #超絶かわいい
M13 大嫌いなはずだった。
M14 金曜日のおはよう
M15 僕らはきっとすごくない
M16 センパイ。
M17 アイドルでよかった。
M18 君は必ず好きになる
(ENCORE)
EN1 いつだって戦ってる
EN2 ファンサ
EN3 チームメイト
可憐なアイボリー 新メンバーオーディション 概要
「HoneyWorksの楽曲が大好き!」「アイドルとして大きなステージを目指して頑張りたい!」「アイドルとして輝きたい!」など、未経験・経験者を問わず夢を一緒に追いかける新メンバーをこのオーディションでは募集いたします。
特設サイト:https://kareai-audition.com/
【応募資格】
・12歳~22歳の女性(2024年8月31日時点で中学1年生以上かつ23歳未満の方)
・アマチュア(特定の芸能事務所に所属していない方)
・経歴不問
・二次審査以降の審査にご参加いただける方
【応募期間】
2024年6月22日(土)~7月18日(木)
【応募方法】
特設サイト(https://kareai-audition.com/)の応募フォームよりご応募ください
【審査スケジュール】
・1次審査/書類審査 :6月24日(月)~7月19日(金)
・2次審査/実技・面接審査:7月 6日(土)~7月21日(日)
・3次審査/SHOWROOM :7月22日(月)~8月18日(日)
・最終審査 :8月24日(土)もしくは8月25日(日)
・合格者発表:8月末頃発表予定 ※該当者がいた場合
可憐なアイボリー プロフィール
世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」と合同で企画されたオーディション『TIF de Debut 2021 by TWIN PLANET』において、応募総数3,167名の中から選ばれたメンバー8名からなる女性アイドルグループ。「⾦曜⽇のおはよう」や「ファンサ」など、HoneyWorksの数々の人気楽曲を公式カバーしているほか、オリジナル曲も多数リリースし、MusicVideoのYouTube総再生回数は200万回を超える。
オリジナル曲の1つである「推し変なんて許さない︕」は、TikTok公式発表による「HOT SONGS IN JAPAN」にも選出(2022年8月29日付)。振付師・槙⽥紗⼦氏によるキャッチーで覚えやすい振りが話題を呼び、有名アイドルやインフルエンサーを含め2.4万件を超える楽曲使用動画が投稿されている。ツインプラネット所属。