新しいパーティションを作成できなかったか、既にあるパーティションが見つかりませんでした

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問題の原因がGPTフォーマットのディスクにESP(EFIシステムパーティション)が存在しないことに起因している場合、この手動作業で問題が解決する可能性が高いです。以下に、具体的な手順を説明します。
※この画像の場合は、RAIDカードのバーチャルディスクへWindowsServer2022をインストールする場合、オフラインドライブが競合するので、BIOSで該当のSATAをオフにするか、取り外す。


EFIシステムパーティション(ESP)を手動で作成する手順

1. コマンドプロンプトを開く

  • Windows Serverのインストール画面で Shift + F10 を押してコマンドプロンプトを開きます。

2. Diskpartを起動

diskpart

3. ディスク一覧を表示

  • 使用中のディスクを確認します。
list disk

4. 対象のディスクを選択

  • インストール先のディスクを選択します(例ではディスク0を選択しています)。
select disk 0

5. 既存のパーティションを確認

  • パーティション構造を確認します。ESP(タイプ: System)がない場合は次のステップに進みます。
list part

6. ESP(EFIシステムパーティション)を作成

  • 100MBのESPを作成します。サイズは必要に応じて調整可能ですが、100MBで十分です。
create partition efi size=100

7. 作成されたパーティションを確認

  • 新しく作成されたパーティションが「System」タイプであることを確認します。
list part

8. ESPをFAT32でフォーマット

  • ESPをFAT32形式でフォーマットします(ラベル付けは不要)。
format quick fs=fat32

9. 必要に応じてドライブレターを割り当てる

  • 必要に応じて、ドライブレターを割り当てます。ここではZを例としています。
assign letter=z
  • エクスプローラーなどで参照できるようになりますが、通常は不要です。

10. Diskpartを終了

  • 作業が終わったらDiskpartを終了します。
exit

11. Windowsインストールを再試行

  • インストール画面に戻り、もう一度セットアップを実行します。

注意点

  1. EFIシステムパーティションの役割:
    • ESPはUEFIモードでのブートに必要なパーティションです。WindowsセットアップがGPTディスクを検出すると、ESPが存在しないとエラーになることがあります。
  2. MSR(Microsoft Reserved Partition)について:
    • MSRはGPTディスクで通常作成されますが、必須ではありません。この手順ではESPのみを作成します。
  3. BCD(ブート構成データ):
    • BCD(C:\EFI\Microsoft\Boot\BCD)はESPに移動する必要がない場合が多いです。Windowsセットアップが自動で処理します。